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日々新又日新(全3編)その3

その3 心は、何でそんな古いことが好きなのでしょうか? 自然が新しくなっていくように、心も毎日毎日新しい心になって、古いことはさっさと忘れたいものです。 忘れるといっても、全て完全に忘れることは出来ませんが、思い出は写真を見る度に振り返ればい…

日々新又日新(全3編)その2

その2 殷※の湯王(とうおう)という人は、顔を洗う洗面器に「日々新又日新」即ち、「まことに日に新たに、日々に新たにして、又日に新たなり」という言葉を、貼り付けておられたといいます。 毎朝、顔を洗う度に、心も毎日新しくならなければ、いけないとい…

日々新又日新(全3編)その1

その1 『自ら未来をつくることにはリスクがともなう。しかし、自ら未来をつくろうとしないことの方がリスクは大きい。』(ドラッカー365の金言) 人は往々にしてリスクを恐れて変化を嫌うものです。 しかし、この世の中に変化しないものはありません。 リス…

なぜ非常識な人ほど成功するのか?シリーズ(全2編)その1

その1【なぜ非常識な人ほど成功するのか】 今回ご紹介する『なぜ非常識な人ほど成功するのか』の著者夏山直道さんは、NHK,NTTドコモ、三越などの一流企業1.000人に対して心理教育による人材育成に手掛けてこられました。 そのほか日本各地で働く人向…

手を打てば・・・3編(その3)&総括

手を打てば・・・(されどコミュニケーション) その3 「OK挨拶」というユニークなネーミングで挨拶の工夫を行い、成果を上げているのが千葉銀行です。 Oとは「おはよう」Kとは「こんにちは」の頭文字のこと、合わせてOKと呼びます。 普通、お客さま…

手を打てば・・・(されどコミュニケーション)その2

その2 皆さんは、仲間や部下の方に、お話をされることがあると思います。 しかし、全ての聞き手が、同じ受け止め方をしてくれる訳ではありません。 それは、日頃の関心事の違いから、話の中で興味を持つ部分が一人ひとり違ってくるからです。 情報を出す人…

手を打てば・・・(されどコミュニケーション)全3編

手を打てば・・・(されどコミュニケーション) その1 私は九州長崎県島原市の出身。高校の修学旅行は、京都・奈良でした。 今から約40年前のことです。 今も記憶にあるのは、奈良の大仏と赤井鳥居の春日大社、そして猿沢の池であります。 静かな池だった…

決断力(全2話)

その2「母が先か、妻が先か」&「決断力の総括」 明治時代の禅僧・橋本蛾山(がざん)が京都大学へ招かれ、哲学に先生たちに、「禅とは何か」という講義をされた際に、聞いていた先生たちに出された質問があります。 そのお話をします。 「大きな池で、あな…

決断力(全2話)

流れ星を見た時に願いを唱えると、その願いが叶うとよく言いますよね。迷信と思う人も多いと思いますが、案外この話は本当のところもあります。流れ星の見える数秒はほんの僅かです。その僅かの間に、直ぐ願い事が言えるというのは、日頃よほど願い事を、繰…

時間勝負か付加価値勝負か(第3編)

時間勝負か付加価値勝負か(全3編中3編目) 戦略の違いを感じて頂ければいいのですが・・・ 最後の第三編は「お寿司」です …お寿司… 築地市場の場内の鮨店には美味しい寿司屋さんが多い。築地だから当然だろうと思われるかもしれませんが、そうでないところ…

時間勝負か付加価値勝負か(第2編)

時間勝負か付加価値勝負か(全3編中2編目) 戦略の違いを感じて頂ければいいのですが・・・ 第一篇は「コーヒー」についてお届けしました。第二編は「ハンバーガー」です。 …ハンバーガー… マクドナルドとモスバーガーの商品の販売方法を比較してみると待た…

時間勝負か付加価値勝負か

時間勝負か付加価値勝負か 短編になりますが、3連載致します。 経営戦略の違いを感じて頂ければいいのですが・・・ 第一篇は「コーヒー」第二編は「ハンバーガー」第三編は「お寿司」です。 …コーヒー… 挽いた深炒りコーヒーの粉の層に、蒸気圧をかけて、瞬…

どちらから観るの:複眼思考(part2)

昨日に引き続き、どちらから観るの:複眼思考をお届け致します。 先ず「南禅寺の泣き婆さん」という話をします。その後、短編を続けます。 湯豆腐が名物が名物の、京都は南禅寺の門前に住むお婆さんが、雨が降っては泣き、天気が良いと言っては泣いています。…

どちらから観るの:複眼思考

「コップに水が半分入っているのを見て、楽天主義者は『未だ半分ある』といい、悲観主義者は『もう半分しかない』という」とはバーナード・ショウの有名な言葉である。このように、「もの」をどちらから観るかは重要です。 幾つかの話を比較して頂きたいと思…

良寛の涙(一話目)

良寛は宝暦八年(1758年)越後(新潟県)出雲崎の名家の長男として生まれましたが、人生問題で悩み、18歳の時に、家を弟の由之にゆずって出家しました。この逸話は良寛が60歳のころの逸話です。 ………… その頃、良寛は、故郷の国上山中腹の五合庵に住んでいま…

オーストラリアの世界地図(2部構成) Part2

これまでの人生で、オーストラリアの人々が、こういう気持ちを抱いていることを、思いやったことがあるでしょうか?毎日見ているものほど、何の疑問も持たないことが多い。新聞は、毎朝、疑いもなく新聞受けに入っていると思い込んでいる。栓をひねると水道…

オーストラリアの世界地図(2部構成)

お客さま視点とはいいますが… 第一部 私たちが「如何に、固定概念に包まれて生きているか」ということを、感じさせられた思い出の話をいたします。10年あまり前のことです。 中学生の頃、ラジオを聞いていますと、次のような話が聞こえてきました。最初は「…

1.タイタニック号に学ぶ(2編)part2

2回目 三つ目は、タイタニック号の見張り員が、双眼鏡の引継ぎをしていなかった為、氷山の 発見が遅れたことです。私たちも、日常、十分気を付けなければいけない教訓でありま す。「発車オーライ!とか出発進行!」といった、声を出しておられる鉄道の乗務…

タイタニック号に学ぶ(2編)

1回目 今から約十数年前になりますが、パソコンに「タイタニック」仮名入力をして変換をしたら「焚いたニック」と出ました。何じゃこりゃ!今はやりのハッカーが、俺のパソコンにもやって来たか!と慌てていたのが可笑しくもあり、懐かしく思い出されます。…