「祈りの手」という有名な絵があるのをご存じでしょうか? アルブレヒト・デューラー(1471-1528)というルネサンス時代の優れたドイツの画家がかいた作品です。 その作品にまつわる感動的な話です。 一部割愛し掲載します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・…
【3】そうじの神様から教わったこと 金田はカーストディアルの初代のマネージャー、チェック・ボヤージンさんから教えて貰ったんだけど、前置きして増田に解説を始めました。 キャストは、次の4つのキーワードを優先しなければいけません。 1.安全、2.礼…
それから数週間後、休憩室の片隅に電子レンジが置かれました。 増田達は、温かい弁当を食べることが出来るようになりました。 初めて温かい弁当を食べることはできたものの、外では一度やんだ粉雪が、再び降り始めたようです。 このところ冷え込む夜が続き、…
【2】1987年2月某日 この日は、何時にもまして寒い日でした。手がかじかんで雑巾すら絞れない状態です。 しかし、スーパーバイザーがやってきて、また煩いことをいうので休むこともできません。 ・・・ しぶしぶ手を動かして白色の木馬を磨いていました。 し…
ディズニーランドに行ったことがある人はわかると思いますが、ディズニーランドで働く人達はキャストと呼ばれ、彼らは誰もが輝いています。 だから、ゲストである私達も「夢と冒険の世界」で楽しむことができるのです。 今回は増田という50を少し過ぎた男性…
次は「ウェルカム・トラブル」です。 映画評論家の淀川長治さんは、生前こんなことをよくう言われておられました。 「私の座右の銘は『ウェルカム・トラブル』です。 トラブル歓迎、いらっしゃい。そう思っていると、実際にトラブルが起こっても、元気が出て…
では、雨や風の日には、どう過ごせばいいのでしょうか? 先人の皆さまの知恵と行動えお紹介してみます。 最初は「美しいレモネードを作ろう」という話です。 次に「ウェルカム・トラブル」 最後に「風向きが変わるのを待つ」という話です。 ・・・・・・・・…
臨済宗の高僧、高花大亀氏の話に「坦雪埋井(たいせつまいせい)」という言葉があります。 「人間の努力や営みは、雪を投げ込んで、井戸を埋めようとするようなものだ」という意味です。 どんなに雪を運んでも、井戸は埋るはずはありません。 徒労といえば徒…
職場の中で、いったい、どのようなコミュニケーションがなされているのだろうか? その頻度は?量は?城氏からメンバーだけなのか?メンバー同士で交わされているのか? そして、今、アクノレッジはどのくら流通しているのか? 社員達のアクノレッジ金貨の預…
ひとつは、同僚や上司を批判する、非難する、否定する。といった「闘う」態度をとることです。 そして、もうひとつは、内向きになる、元気がなくなる、ミスが多くなる、体調を崩し会社を休みがちになる、といった「逃げる」という態度をとることです。 この2…
「石橋くん、私を見て何か気が付かない?」 入社したての私は、先輩の女性からの突然の質問に、正直、躊躇してしまいました。 そんな私に、その先輩は間髪いれずに「石橋くん、わかんないの?新しい靴を買ったのよ。昨日と今日の変化に気づかないようじゃ、…
「無上意」とはこれ以上無い行為」という意味の仏典から来ている言葉です。 人は大それた行為や、金のかかった大きな仕掛けに感動し、感激するのではありません。 ほんの小さな心遣い、さりげない思いやり、温かな無償の行為に感動します。 人の不思議なとこ…
奥様のあの言葉がなかったら、僕は今ここにいません。 医療もまさに心一つの置きどころで、患者の側が自ら治ろうという気概を持たなければ、何も起こらない。 ・・・ 僕はこれを傘に例えています。 傘には布と芯の部分がある。 布の部分は、医療者や家族であ…
僕が倒れたのは、医師である恩師が亡くなった、翌年の1998年だったのですが、僕はとうとう彼の奥さんに、こんな手紙を書きました。 「奥様、さようなら、僕はいま死ぬような大病を患っているのです。もう二度とこの街を歩き回ることもないでしょう。これから…
永田勝太郎(財団法人:国際全人医療研究所理事長)の生き方に関するお話を紹介します。 大病の患者が回復する為に必要なものは、組織のリーダーに求められるものと、同じものだと言われます。 【永田理事長の話】 これは13年前のことですが、私は、ある時大…
莫大な借金があってもまた夢に向かって立ちあがっていく人。 無収入でも一生懸命になれる人。 どうやら人間は、状況がどうあれ頑張る人は頑張れるし、そうでない人は、燃え尽きてしまうようです。 それを分けているものは、一体何なのでしょうか? 実は、人…
そこで、時間泥棒とモモとの間で、「時間争奪戦」が始まります。 壮絶な戦闘の結果、最後にモモが勝って、町にゆとりと心の平安が戻るという、誠に象徴的な童話です。 人々がその時「無駄な時間」と勝手に思っていたのは、実はその人々がその時にしか味わえ…
西ドイツの童話作家、ミヒャエル・エンデの『モモ』という童話があります。 イタリア・ローマを思わせるとある街に現れた「時間貯蓄銀行」と称する灰色の男達によって人々から時間が盗まれてしまい、皆の心から余裕が消えてしまいます。 しかし貧しくとも友…
【3】若さを生む努力 人間、50年も生きると、なかなか習慣というのもを変えることが出来なくなります。 喫煙、飲酒が止められません。 ところが、何らかの拍子に吸わなくなったり、飲まなくなったりしても、意外に平気なものです。 習慣は変えられないと思い…
【2】没頭できるものを持とう 今、あなたは没頭できるものを持っていますか? 「仕事です」と答える人は多いはずです。 特に50代ともなると、もう一踏ん張りと仕事に没頭したくなります。 ところで、没頭のさなかに、突然終止符を打ってしまうと、その後の長…
「今からでは遅い」と、やりたいことをあきらめてはいませんか? やりたいことは、定年後の新しい人生でも始めることができます。 年月はたっぷりあります。 【1】 行動できない男は不幸である 行動を阻害する要因として1番目に考えられるのは、「だめだろう…
播磨守のこの高見に更に付け加えるべきことは、「盗み」が多くなればさらに物価も上がるということです。 つまり、取り締まりの役人も増やし、家々もカギをふやし、というようなことになれば、いっそう物入りとなって、めいめいの商う物の値段が、更に結び付…
わずかに千両の金が増えるからといって、世の風俗を乱してはなりません。 運上金を多くしようとすれば、物の値段が高くなっていくのです。 このことを、よくよくお心得願いたく存じます」 人々は、播磨守の遠いおもんばかりを知って、皆、その言に従ったとい…
「素直な心」というものは、広い視野から物事を見、その道理を知ることのできる心である。 寛永の頃に幕府の勘定奉行をつとめた伊丹播磨守康勝は、農民や町民のために利をはかることが多かったといいます。 例えば、その頃、運上金、つまり税金を公儀に納め…
まことに、ゆきとどいた姿と言えるでしょう。 長政が、そういう姿の会合を続けていたということは、一つには自分にも至らない点、気づいていないこと、知らないことがあるのだ。 それは改めなければならないから、教えてもらおうという謙虚な心を、持ってい…
この異見会は、非常に益のある会合となっていました。 そして長政は、その遺書の中にも、「自分がしてきたことのように、今後も異見会を毎月一度は催すようにせよ」と書き残していたということです。 戦国時代の武将と言えば、とかく戦場で全軍に下知(げじ・…
「素直な心」を持つことは、人間の成長にとっても、人間関係の改善にとっても、大変重要な要素だと言われています。 お互いが素直な心になれば、していいことと、してはいけないことの区別も明らかとなり、また正邪(せいじゃ)の判別も誤ることなく、何をなす…
幸せは、他との比較ではなく、自分の中に「ある」ものを見つけよう。 他人が、幸せの大小を測る物差しは無い。 自分の思いだけが、何よりの物差しだ。 「自分の夢が叶う」、幸せになる「権利」は、誰でも持っている。 そして、幸せになる「義務」だって、誰…
どんな仕事でも、失業してなかなか仕事が見つからない人にとっては、うらやましいだろうし、職がなくても健康ならば、病に苦しんでいる人から見れば、とても幸せに見えるだろう。 自分の中に「ある」ものでなく、「ない」ものを見ていては、いつまでたっても…
フランスの画家ルノアールは、78年の生涯におよそ6000点もの作品を残している。 特に晩年には、甘美な色彩で情感豊かな女性の美しさを表現した傑作を数多く描きあげたが、実は60歳を超える頃から、持病のリウマチが悪化し、手足が不自由になってしまっていた…