目標の管理 方法・考え方 2

会社の場合、目標成果が要求されるのは当然です。

経済的成果もあれば「企業イメージ向上」など非計量的効果目的もあります。高レベルの場合や長期目標は、理念や信条で表現される場合もあります。それらは、方針、趣旨、行動指針という名で表現されます。いずれも定性的目標です。これとは別に、年商100億、経常利益15億というように数値目標で示される場合もあります。具体的には,長期計画や中期計画、年度計画、月次計画といった期間計画と、生産計画、販売計画といった個別の業務計画と組み合わせるのが一般的です。全社目標は、具体化され部門目標となり、さらに部門目標は具体化され、課単位の目標になります。課の目標はさらに具体化され、個人の目標となります。
 いわゆる目標の連鎖です。

個人の目標は上位目標より具体的行動レベルでなければなりません。

先ほどの登山の例では、時間ごとの工程表のレベルです。20キロの荷物を背負って1時間に何キロ歩けるか、山頂に着く時刻からの逆算です。そのためには日頃からどう鍛えておくかが大切になってきます。鍛え方も目標の一つの要素になってきます。自己啓発や自己鍛錬などが必要になってきます。何を、いつまでに、どのように、どれだけ、誰と、が計画に盛り込まれなければなりません。

表現を変えれば、

人、もの、金、時間の幅と深さを想定することなのです。