メンタルケアの基本(その五)

メンタル不調の人は、健康な人と比べると、(対応の)歩調が違うことを知っておくといいです。相手は心身的に弱っている状態ですから、健康な人のペースについていけません。決して、結論を急いではいけません。押せ、押せ、はダメなのです。相手は疲れて、心を閉ざし、ほとんど問題解決はできないでしょう。

本人が、“自分で自分を変えたい”と思わない限り問題解決はできません。

相談者は、面倒がらずに、同じ話をゆっくり、ゆっくり繰り返し話してあげて下さい。悩みをとるためには、良い聴き手、話し手がいることが必要なのです。