自殺の現状分析(その一)

最近、我が国の自殺者数は減少してきたと言うが、それでも昨年は25400人の自殺者がでた。先進国では、自殺者の数で、その国の信用度が決められる、ということで、我が国も自殺者削減に本腰を入れ始めました。これまでも、対策を講じて来なかった訳ではなく。睡眠時間を増やすことで、自殺者が減る…との仮説のもと、静岡県某市において、データを蓄積した。その結果、逆に自殺者数が増えたのです。つまり、自殺者増の問題の核心的原因は「睡眠不足」ではなかったのです。

今までは、50歳以上が多かったが、現在は、若年層の自殺者が急激に増えて来た。30~40代が多くなった背景には、会社において責任を負わされて仕事をさせられてる。20代は、昔は嫌ならやめたらいいと逃げられたが、一度やめたら今度は正社員になれない。ということで辞めるに辞められないという現実があるようです。若い年代の人に中には、ストレスに弱い人が増えているということでしょう。

下手なたとえですが…三角関係になっている人がいます。誰も自分の想いを打ち明けられません。1人が鬱になると、残された人も負の連鎖で鬱になるような状態です。つまり、今の若者には、周りに相談する人がいないのかもしれません。みんな、寄り添える人が必要かもしれません。