自殺の現状分析(その二)

そもそも、自殺者の定義とは、何なのでしょう。結構知らない人が多いのではないでしょうか。

自殺者のカウントは次の2つが揃わなければカウントされないのです。その2つの条件とは、

1.亡くなって24時間以内  2.遺書がある  です。

しかし、最近西洋医学の進歩により、蘇生技術が発達し、24時間以内に実質的に無くなる人が少なくなった。自殺者数が減った原因の一つにこのようなことも関係あるのです。

(ご参考に…日本における)

変死者は……年間約150000人、WHOでは、変死者の約半数が、自殺者の可能性があると言っています。

      自殺者の可能性150000人÷2=75000人

自殺未遂者……自殺者の約10倍、つまり 25400人×10倍=254000人

すごい数です。これが今日の日本社会の状態です。

ちなみに、先進国で自殺者の一番多い国は…韓国なのです。えっつ、韓国は儒教の国で、高齢者は大切に」されるのではないですか?という声が聞こえてきそうですが、実はその韓国も、日本同様、核家族が増えています。また、日本同様に高齢化が進んでいます。しかし、年金制度が未熟で年金だけでは生活できない。子供たちも、失業者が多く、親を経済的に助けようと思っても出来ない、面倒見切れない現実があります。