カメがウサギに勝ったワケ(その二)

「仕事の目標をどこに置くか」では、以下の通りになります。

 

カメがウサギに勝ったワケ(その一)で述べた生理学的発想をやめて、

「仕事の目標をどこに置くか」

という視点で考えると以下の通りになります。

ウサギは「とにかくカメに勝つこと」を第一優先させ、カメの状況を分析した結果「ここらで一休みしても大丈夫だ」と考えた。ウサギはカメの行動をマークすることに全精力を使い過ぎ、カメの動きに合わせてしまったところに敗因がある。歌詞を思い出して下さい。「向こうの山のふもとまで、どちらが先に駆け着くか」です。早く到達する競争なのです。ゴールは「山のふもと」なのです。

カメはウサギとの競争ですが、目標は「向こうの山のふもと」であることしか考えませんでした。

ウサギが先に行こうがお構いなしに、ただひたすら汗を掻いて、目標である「山のふもと」を目指した。

勝因は・・・・「目標設定が正しかった」 ということです

 

ここで、余談ですが…インドでは「ウサギとカメ」に関し、「カメはけしからん」という話になっているそうです。競争相手のウサギが、眠っていたら「ウサギさん、起きなさい!今は競争中じゃないですか」と声をかけるべきだ、と言うのです。相手のウサギが、うっかり眠っているのをいいことにして、黙って走りすぎるのは「ずるい」という見方をします。如何にも、仏教国の考え方のようですが、如何でありますか、みなさん…?

明日は、カメがウサギに勝ったワケ(その三)を書きます。また良かったら見てください。