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返報性の原則(その四)タイトル:地獄と極楽の違い(2)

地獄編

同じ話なのですが、少し感じが違ってきます。

どちらの話を使うかは、その場の雰囲気によって使い分けると良いでしょう。

比較することにより、話は色々工夫することが出来ます。

……

ある老人が「地獄と極楽ってどういう風に違うんだろう」と考えていました。

すると、お釈迦様が、「では、地獄と極楽の見学ツアーに連れて行ってあげましょう」と言い、連れて行ってくれました。

まず、地獄です。地獄には、丸いテーブルの上に、沢山のご馳走が並んでいる。その老人が、思わず喉をごくりと鳴らしてしまうほど、美味しそうである。しかし、ご馳走を取り囲む地獄の人達は、凄く不機嫌そうである。「どうしてだろう」と、その人は不思議に思っていたが、いよいよ食事の時間になるとその訳が分かった。地獄の人達は、目の前のご馳走を、2メートルほどの長~い箸を使って食べなければならなかった。その箸を使って、食べ物をつまむのは容易ではない。なんとか詰めても、自分の口に運ぶのはさらに難しい。せっかくつまんだご馳走を、途中で落としてしまうことがほとんどである。しかも、隣の人の肩に肘が当たったり、隣の人の腕が自分の体にふれたりすることも多いのである。

そうなれば、隣同志で「お前のせいで、落としたじゃないか」「いや、お前が悪い」と言い合いになり、その結果、叩きあい、殴り合いのケンカになる。そうしているうちに、食事の時間は終わる。

地獄の人々はほとんど何も食べることが出来ず、欲求不満のまま。

顔も体もあざだらけで、まだ、ケンカをしている人が、あちらこちらにいる。お釈迦様が言うには、

地獄の人々は、そんなことを毎日繰り返しているそうである。

次に、お釈迦様は、老人を極楽に案内しました。

…次回は「極楽の食事の様子です」