人生って不思議なものですね(その二)

「なぜ自分ばかり、不幸が訪れるのか?」と、考え込んでいる方がいるかもしれませんが、それは宿命的にそうなっているのではなく、そう思い込んでしまっていることが、そもそもの原因であることが多いのです。

 

このブログで何回か、「思い込み」というフレーズが出てきました。

そう、ここでも問題の原因は思い込み」なのです。一番最初の不幸が訪れた時に「私は不幸な人間だ」と思ったことがそもそもの始まりです。

例えば「人から尊敬されない私は、なんて不幸なんだ」、と思っている状態を想定してみましょう。

この人は、 「尊重という価値」の借金状態にあると言えます。借金をしている人は、借金を帳消しにする為に、稼いだお金を、つぎ込まなければならないように、たまたま、手に入れた尊重も「自分は尊重されていないのだ」という気持ちの埋め合わせに費やされてしまいます。そしてこの気持ちの借金には、利息が付いて回る(額が多ければ多いほど、利息を取られる)。

「私は尊重されている」と思っている人は、「銀行に預金している人」だと思えばいい。

同様に利息が付きますが、当然、プラス方向に利息が付きますから(しかも複利)黙っていても、お金(尊重)が勝手に貯まっていく。

これが「持っている人は与えられて、いよいよ豊かになりますが、持っていない人は、持っているものまで取上げられるであろう」という、マタイ効果のメカニズムです。

言うまでもなく、「幸福と不幸」は、お金ではありません。お金はモノですから、実体があります。けれど、「幸福」には実体がありません。

実体がないということが、実はラッキーなのです。

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何故なら、お金を自分で製造してしまうと偽札作りで逮捕されますが、「幸福」は、自分で捏造したところで、お巡りさんのお世話になることはありません。

今の自分を「幸福」としよう!ありとあらゆる苦難で、もう「自分なんか生きる価値がないとか、生きていても仕方がない」という状況であっても、仮に「自分は幸福なんだ」と呟いてみよう!

そして、 「欲を言えばきりがありませんが、自分は幸福なんだ」と信じ込んでしまいましょう!書いているうちにまた、長くなりました。この続きは…次回でまとめます…