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いい噂をききましたよ(その1)

オランダの海軍士官学校で学ぶ、仲の良い2人が卒業する時、「これから我々は、軍人としてスタートを切ることになるが、お互いに、良い噂だけを、流すようにしようではないか」と、こんな約束をしました。

2人は忠実に、そのことを守り、数十年前の後、共に退役の日を迎えました。2人は共に、海軍最高に位まで上り詰めていました。

『これは偶然でしょうか?』以前、News Weekに掲載された記事です。

私達は、組織や会社で、同じような状況におかれた時、逆のことをやりがちではないでしょうか。

あいつには負けたくない。少しでもよく認められようと、陰で相手の悪口を言ったり、避難したりして、お互いに足を引っ張り合うようなことをしがちです。

私達は大概、他人の噂話をするのが好きで、それは大半他人の悪口である。

「人を呪わば、穴2つ」という諺があります。

この2つ穴の一つは「相手の墓穴」、もうひとつは「自分の墓穴」ということです。

相手に、多大なダメージを与えようと相手を呪うと、同時に自分も多大なダメージを受けることになる、ということです。

「潜在能力は無限だ」と言われるように、潜在能力は、凄い能力のの持ち主ですが、それを支配する潜在意識には判断能力はありません。従って、目標設定を否定的な表現にしてしまうと、そのまま否定的な目標が実現してしまいます。

つまり、肯定的な表現・内容にしておくことが必要なのです。

しかも、少し、高めにの目標にすべきです。

「お酒を止めたい」という目標を立て、「お酒を止める」「お酒を止める」と繰り返し決意したり言ったりする度に、潜在意識に、「お酒」というイメージをインプットすることになり、益々お酒が欲しくなってしまいます。

潜在意識は、同じように自分のこと、他人のことを区別できません。

相手に伝わらなくても、自分の潜在意識には、間違いなくインプットされます。

例えば「アイツは利己的でケチな奴だ」と悪口を繰り返し言ったとします。

相手にどんな影響を与えるかははっきりしなくても、一つ確実に言えることは、自分の潜在意識には、繰り返しインプットされ、自分では気付かないうちに、段々自分が「利己的で、ケチな人間」になっていくのです。

悪い噂を流し続けても相手が、それを一笑に付して、聞き流すような自分より遙かに人間の出来た人である場合があります。

或いは、潜在意識の働きを、よく知っている人がいて、それをうまくかわしてしまうようなひとである場合もあります。

すると、相手には何のダメージも与えないまま、一方的に自分ばかりダメージを喰らうことになる。こんな割のあわない話はありません。

従って、発想を変えて、前述の軍人のように、良い噂だけを流すことを徹底して、やってみてはいかがでしょか?

明日(その2)は10数年前、ペイ・フォワード【原作はPay it forward】という話題になった映画がありますが、その映画の内容を通して、「いい噂をききましたよ」の話を発展させたいと思います。