水平思考と垂直思考(全2編)その2

その2

水平思考が使われている他の事例を紹介します。

エレベーター「ボタンが押せない」を解決

エレベーターは乗ってから降りる階のボタンを押します。

空いていなければ問題はないのですが、困るのは混雑している時です。

良く無理な姿勢で体をひねりながら、ボタンを押している人を見かけます。

奥にいる人は「5階、お願いします」と乗降付近による人に、声を掛けたりしていす。この解決策が、大阪で見つかりました

どんな方法でしょうか?

・エレベーター自体の大きさを変える?

・ボタンを押す人を常駐させる?

これも方法ですが、これにはお金が掛ります。

リテラリシンキングは、出来るだけコストを掛けずに行う方法が無いかを探るものでもあります。

そこで、乗り込む前に、停止ボタンを押せるようにしました

新大阪近くの建物にもあるのですが、エレベーターに乗る前に、降りる階のボタンを押す仕組みです。

結構あちこちで見つかるそうです。

乗ってからボタンを押すのではなく、乗る前に押すように順序を変えた所がミソです。

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ここで、水平思考のジョークを紹介します。

かつて、アメリカ旧ソ連が、宇宙開発にしのぎを削っていた頃の話です。

NASAは、無重力状態では、ボールペンが使えないことを発見しました。

ボールペンは、重力によってインクを送り出すため、重力のない世界では、文字が書けません。

そこで、科学者たちは、莫大な費用を掛けて、宇宙開発でも使えるボールペンを開発しました。

一方、その頃、ソ連では鉛筆を使っていました。

……リテラルシンキングではソ連が、一枚上だったと言うことでしょうか?

 

次回は、戦国武将と現代ビジネスマンの仕事における真剣度合を比較します。

題して「真剣勝負:何故戦国武将は真剣に語るのか?」全2編です。

それでは、「キュ」