機転が利く(全3話)その3
3つ目は、工場で働くパートタイマーさんの体験談です。
「先日も仕事が終わって、掃き掃除をしていた。すると、同僚に『ほうき取ってもらえる?』と言われた。
その同僚場所からほうきを取るには、コンベアを潜らないといけない。
しかし、私のいる場所からは、直ぐに取れる状況だった。
私はほうきを取りに行って、その人に渡しました。
しかし、同じ状況で私と同じ立場の人が、ほうきを取って欲しいと頼まれた時にしたことは、
まず自分の使っていたほうきを、先に相手に渡してから、自分の使うほうきを取りに行ったのです。
考えたら、その方がスマートです。
別に自分専用のほうきでもないし、どれも同じなのだから。
そんな簡単なことも出来ないのです。
ただ、一度分かると次からは出来ます。
他のことももそうです。
でも、要領って、人のやっているのを見て、初めて出来るようになるというのが子供みたいで、なんだか情けない。
自分ながら残念です。
でも、みんな経験で、色んな人のすることを見て、学んでいるのかもしれません」
……………
何も残念がることはありません。
「機転が利いた」ことが、仕事の上で成功に導いた事例を、関係者で共有することが、とても大事なのです。
ディズニーランドを初め、業績の良い会社は情報の共有化が徹底されています。
毎日の朝礼で、お客さまからのクレーム、或いは、お褒めの言葉が、一人ひとり報告されます。
それを聞いて他の社員は、新しい知識を付けます。
「仲間の体験から学ぶこと」を重視しないと、我が社しか出来ない貴重な情報が、無価値になります。
勿体ない話であります。
その様な仕組みが、会社の中にあるかどうかが、
最大のポイントなのです。
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明日は、3月3日。ひな祭りです。
一話完結で
「私達のおひな様」のお話をいたします。
母親と4人姉妹の家族の「おひな様」のお話です。
ある小学生の作文を参考にして作成しています。
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今日も明るく元気に過ごしましょう
それでは、みなさん 「キュ」