私達の「おひな様」一話完結

今日3月3日、ひな祭り。

母親と4人姉妹の家族の「おひな様」のお話です。

ある小学生の作文を参考にして作成しています。

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私は4人姉妹の長女として育ちました。

小学校3年の時、友達が「うちは大きなお雛(ひな)様買ったよ!」と自慢しました。

そしてその友達が私に、

「あなたの家は、女の子ばかり4人もいるからさぞかし立派なお雛様が家にはあるでしょうね?」

と聞いてきました。

私の家は学校でも有名なほどの貧乏で、お雛様を買うお金はありませんでした。

答えに詰まってしまって「無い」とおう答えが素直に言えず、情けない思いをしながら、家に帰りました。

そのことをお母さんに、正直に話すと、お母さんは、

「うちには可愛いお雛様が4人もいるから、お人形なんかなくてもいいんだよ」

と言ってくれました。

とても私は嬉しく思いました。

そして涙を洗ってお風呂から出てビックリ!

居間の一軒幅の出窓のところに座布団を引いて、ひな壇に見たて、

お風呂上がりの湯気の立つ娘達を、一人ずつ並べてお母さんが座らせた。

お母さんは離れて眺めたり、近くに寄って髪の形や寝巻きを整えたりしてくれた。

「どの子が一番可愛いかな?」

とお母さんが言うので、私達は、みんな精一杯のすまし顔で、お母さんを見つめた。

お母さんは腕組みをして、

「みんな可愛い!うちのお雛様はどこのうちの人形よりも一番可愛い」

と言ってくれました。

それで私達姉妹は、とても満足しました。

そして折り紙で着物を作り、顔を書いてくっつけて、大きな段ボール箱に段々に張り付けました。

これが我が家の雛人形となって、何年もの間、我が家の桃の節句を祝ってくれた。

高価な人形よりもこの不揃いなお雛様の方が、私たち姉妹には良かった。

お母さんは、私たちにお金では買えないものを、ふんだんに与えてくれました

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普通なら不憫に思って無理してでも、雛人形を買ってあげてしまうでしょう。

でも、本当の価値はお金ではないんだ!

ということを温かく教えています。

素晴らしいお母さんです。

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もうすぐ、東日本大震災から5年になります。

きっと、新聞やテレビで特集番組を組むでしょう。

被災に遭われた方々が今も苦しんでおられるニュースが流れるたびに

心が痛みます。

これから一週間、せめて、被災に遭われた方々の心の痛みを思い、

すごしていきたいと思います。

明日は、ここから始めます。

2011年(平成23年)3月11日、14時46分。

東日本全体で21000人もの人が命を失い、または行方不明となりました。

東日本大震災後、「自分の価値観が何となく変った」という人が多いのではないでしょうか。

しかし「具体的にはどんなこと?」と聞かれると、上手く言えない人もいるはずです。

‥‥‥千の風になって」

それでは、みなさん、今日は楽しいひな祭り??  「キュ」