レギュラーになれなかった人達に(全2編)その1

 大阪の窓友新聞の記事より

大阪の窓友新聞に、次のような内容の記事がありました。

大阪の藤井寺に住んでいる原田さんと言うお母さんの話です。

息子さんは、高校三年生。

阪南大高校の野球部に入り、レギュラーを目指して頑張ってきました。

大阪府予選を前にした土曜日、いつもは遅くとも9時までに必ず練習を終えて、汗びっしょりになって帰ってくるのに、10持半を過ぎても戻ってきません。

友達の家に電話をしてみましたが、レギュラーのその子は、八時半過ぎに帰ってきたといいます。

思いあまって、今度は警察に電話してみましたが、

「今のところ、事故の連絡は入っていません」と。

そうこうするうちに連絡が入りました。

主人が笑い顔でこう言うのです。

「三年生で、レギュラーになれなかった部員だけの引退試合が、あってんやて・・・。相手は、やっぱりレギュラーになれんかった、よその学校の部員や」。

それは、レギュラーにはなれなかったけど、三年間苦しい練習に耐え、補欠にもなれないその子達の、いわばせめてもの晴れ舞台だったのです。

その引退試合は負けたものお(補欠の補欠の)12人は、焼肉を食べにいこうということになったのでした。

1人1000円の食べ放題の店。

あっという間に時間が経ち、気がついて、あわてて家に電話をしたということだったのです。

……………

こんな心にくい演出をして下さった監督さんも、素晴らしい。

野球に神様といわれた巨人軍の川上哲治さんは、次のようなことを話されています。

「甲子園で勝った方の、学校の校歌を歌う必要はないのではないでしょうか?

それよりも、負けた方の、学校の校歌を歌っていけば、決勝戦までに、全ての学校の校歌を聞くことができます。

‥‥

負けた方をホームベースに立たせて、

勝った方は、また試合が出来るのだから、

ベンチの前で相手をして送ってやるのが

本当の強さであり、優しさではないかと思うのです

 ‥‥‥‥‥

明日はここから始まります。

スポーツの世界では、レギュラーやスターになれない人がほとんどです。

ほんの一握りの人達だけが、スポットライトを浴び、有名になります。

その陰には、文句も言わず黙々と・・・・・・・・

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みなさまへ

いつも読んでくださり、有り難く、感謝申し上げます。

後でと読み返しますと、時々、誤字脱字がございました。

せっかく読んでいただいているのに、申し訳ございません。

今後は注より注意して書くように心がけてまいります。

今日も皆さんが素敵な一日になりますように 「キュ」