アクバルとビルバル(全3話)その2
だからビルバルは、皇帝が書いた線の横に、
もっと長い線を引いたのです。それが正解なのです。
日常生活や経営に於いても、
絶対の世界と相対の世界があります。
例えば、売り上げや、利益、社員数等、
定量化できるものは全て相対の世界です。
他社との比較も、過去のと比較においても上を目指しています。
しかし、相対的なものだけを基準に経営していては、
いつまでも不安や恐怖から逃げることは出来ません。
他の人よりも、
他の家よりも、
といった考えも相対的なもので、
どこかに達成できない不安感につきまとわれています。
アクバルの回答は、聞けば「何だ、そんなことか」という事ですが、
聞くまでは、何だろうと考えてしまいます。
一寸したことですがが気付かない事が多いですね。
……………
明日(その2)は、逸話その2「ウソとホントの差は9cm」です。
アクバル王「ウソと真実はどれほど違うのか?」
ビルバル「9cmの差がございます」‥‥
みな様へ
この「9cm」というのは、どことどこの間の距離なのでしょうか?
‥‥‥‥
今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ。
それでは、みな様、 「キュ」