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仕事を楽しむ(全4編)その3

それから数週間後、休憩室の片隅に電子レンジが置かれました。

増田達は、温かい弁当を食べることが出来るようになりました。

初めて温かい弁当を食べることはできたものの、外では一度やんだ粉雪が、再び降り始めたようです。

このところ冷え込む夜が続き、水をまいても氷りと化してしまう状態でした。

同僚が言いました。

「風が吹くと氷が無くなるんだけどな」

「それは、もしかして活かせるかも」

増田は、今度は自ら進んで金田に相談することにしました。

金田に説明している最中に、同僚が後ろから口を挟みました。

「そうは言っても都合よく風は吹かないからな。巨大な扇風機でもあれば別だけど・・・」

それから数日後。

パーク内に想像を絶する光景が広がりました。

数十機の業務用扇風機が各エリアに配置されているのです。

さすがに増田はびっくりして金田に尋ねました。

「あんたは、どうしてここまでやるんだ。管理者でもそこまではなかなかやれないよ」

金田は答えました。

「ぼくは管理者である前に、ディズニーランドのキャストです」

「キャスト?」

「そうです。キャストのやるべきことはゲストが、安心して楽しめる環境を作ること。だから従業員はみんなここではキャストなんです」

明日(その4)はここからです。

【3】そうじの神様から教わったこと

金田はカーストディアルの初代のマネージャー、チェック・ボヤージンさんから教えて貰ったんだけど、前置きして増田に解説を始めました。

キャストは、次の4つのキーワードを優先しなければいけません。

  1. 安全、2.礼儀正しさ、3.ショー、4.効率 1番から4番までは優先順位になっています。

何よりも一番大切なのは「安全」です。

清掃は、パレードやアトラクションを演出するための舞台づくりといえます

カストーディアルは、最高のエンターティナーともいえます。

だからカストーディアルも、キャストと呼ばれるのです。

・・・

金田は解説が終わると、ポケットからディズニーランドのチケットを取り出して増田に渡しました。

「これで娘さん達をお昼に連れて来て下さい」…

※今回は、お話が長くなしましたが、明日のラストいいですよ。是非みなさまに

ラストをみてもたくてこのお話を紹介させていただいております。

※みなさま 今日も 素敵な一日を 「キュ」