ある達人(その人は…マギー司郎さん)(全3編)その3

隠していた本当の自分をみんなの前で見せて、そしてマジックをする姿にはちょっとした感動すら覚えた。

そして全員が見事な技を披露し終えた後の、あのクラスの一体感、視聴者に感動を与えた。

最後にマギーが締める

「辛い事、苦しい事がこれからあるだろう。だけど、今日、頑張ってやったマジックの成功感を忘れないで欲しい。この事を思い出して乗り越えて欲しい」

と語りながら、マギー自身も、こみあげてくるものをこらえていた。

子供達も目頭を押さえていた。

この番組再放送を見て以来、私はマギー司郎のファンになった。

船井総研の講演会で、同社の小山社長が「マギーさんは、僕が最近お目にかかった方の中で、最も強い印象を受けた方です。それは、僕がファンだからではなく氏のお話から伝わる、人としての奥深さからでしょう」と言われた。

その小山社長とマギー司郎さんとの対談が本になって出ている言う、今度拝読してみようと思う。(終わり)

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『北風と太陽』を疑ってみる。

※北風的なアプローチこそ今は必要

北風と太陽が、どちらの方が力強いか争っていました。

決着をつける為、道を歩いている人の服を脱がせた方が勝ちだということに決めました。

先ずは、北風が人間めがけて激しく吹きました。

すると、人間が上着を押さえたものですから、北風はますます吹きつけました。

ところが人間は、ますます寒がって、もう一枚着こみましたので、北風は疲れて諦めました。

 次は、太陽の番です。

初めは、じわじわと照らしました。

すると人間は上着を脱いだので、もっと光を強くしました。

人間はその暑さに我慢できず、服を全部脱ぐと、川の流れに入って水を浴びました…