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「アリとキリギリス」を疑ってみる(全3編)その2

 ただ、ひとつだけ気になることがあります。

遊ぶのを我慢して、コツコツと備えていれば、後で必ず幸せが、待っているのでしょうか。

実のところ、そんな保証は、どこにもないのです。

アリとキリギリスの物語で勘違いしてしまいかねないのは、がまんが正しくて、楽しむのは間違っている、という極めて単純な構図に、落し込まれてしまうことです。

実際この話では、遊んでいたキリギリスが、忌み嫌われていることが多いのですが、本当にそうなのでしょうか?

 アリは、夏の間にしっかり準備して、冬になっても困らない状況を作り上げました。

「夏の間、楽しむこともせずに、せっせと食べ物を用意しておいて良かった」・・・冬にそう思えれば、頑張った甲斐があったというものですが、そうなる前の秋に命を落としてしまったとしたら・・・。

 ・・・

一方、確かに、冬の時点でのキリギリスは苦しい状況にありますが、夏の間はとても、楽しい幸せな日々を送っていました。

この楽しさには、なかなか焦点が当たることがありません。

食料が無くて冬の間に死んでしまったとしても、それは果たしてほんとうに不幸なことだったのでしょうか。

少なくともキリギリスは、夏の間、思い切り毎日を楽しんでいたのです。

 要するに、選択すべきは、アリでも、キリギリスでも無いのではないか、ということ。

双方ともに。大きなリスクがあったのですから。

明日(その3)はここからです。

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