「鶴の恩返し」を考えます。とボランティア(全4編)その2
人が最も嬉しい時、幸福感を感じる時は、どういう時か。
ある人はこんな話をしていました。
「実は、成功することでも、金持ちになることでもない。人の役に立てた時や、人に喜んでもらえた時だ」
ともすれば、自分が上手くいく時が、一番嬉しい時ではないかと人は考えます。
しかし、実は人に喜んでもらえる以上の喜びはない。
是は先の「志」とも通じるものがあります。
社会を変えたい。
世の中をよくしたい・・・。
自分を喜ばせる先には、人を喜ばせたい。
沢山の人を喜ばせたい。
という思いがあります。
そして、仕事を楽しんでいる人の多くは、「喜んでいる人の笑顔が嬉しい」と口を揃えます。
「鶴の恩返し」は、そんな「喜んでもらえることの尊さ」というメッセージを、長く伝えて来た気がします。
鶴は恩返しとして、お爺さんに喜んでもらう為に、自分の羽まで抜いてしまうのです。
そこまでして喜んでもらいたいと、思ったわけです。
明日(その3)はここからです。
「何かをしたら、何かが返ってくる」などと思うな
一方で、この圧倒的な、存在感のある物語とタイトルは、日本人に大いなる誤解を与えてしまった可能性もあります。
「恩返し」は、当たり前にやってくる、という勘違いです・・・