•「鶴の恩返し」とボランティア(全4編)その4
ギブアンドテイクという言葉がありますが、これもまた「何かをしたら見返りが来る」を、ワンセットにしてしまった印象があります。
長くトップランナーとして、走り続ける芸能人がいます。
「僕の考え方は、いつでも、ギブ&ギブ&ギブですね」
ギブすれば、テイクされると考えない。
テイクを求めない。
返ってくるなどと期待せず、ギブをし続ける。
それをもう何十年も続けているのだそうです。
そうすると、何が起きるか。
「あの人は、まったく見返りを求めずに、ギブをしてくれる人だ」
という評判が立っていったのだそうです。
テイクを求めずにギブで行くと意識を変えただけで、周囲の印象は大きく変わったと言います。
結果的に彼は、後に大成功することになります。
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最後に「見返り」を求める見苦しさに気づけば、人付き合いは変わる
沢山の成功者の特徴は、面倒見の良さ・お世話好きがある。
忙しい最中を縫って、ビジネスパーソン同士を会わせる。
社内のみならず、社外からも、沢山の相談を受ける。
すぐにビジネスになりそうもないこともお世話する。
要するに「ギブの人」なのです。
もし、目の前のテイクに期待するだけなら、儲かる仕事に関わることだけやっていてもいいのです。
しかし、そんなことはしない。
そうした態度が又、高感度を上げる。
「あの人は見返りを、テイクをもとめないで行動する人だ」と評価を上げる。
ボランティアは見返りなしの行動です。
ある人いわく、
「困っている人の為に、やっているのではありません。
自分の為にやっているのです、ボランティアを通じて、大きな学びをいただきますから」(終わり)
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次回から「こぶとり爺さん」を考える(全3編)です。
『組織でありがちなボタンの掛け違いを防ぐには・・・』がサブテーマです。
答えは最後まで読まないとネ!