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29).ソムリエの知恵♪♪♪

「ソムリエ」とは、ワインについて、深く広い知識を必要とする誇り高い職業で資格試験があります。

「ソムリエ」の重要な仕事のひとつに,ホスト・テイスティングの切り回しががあります。

注文をしたホストのグラスに、少量のワインを注ぐ。「どうぞ味見をして下さい」ということなのです。

ところが、あるテーブルのホストが、テイスティングのマナーを知らず、少量のワインが注がれたグラスを前に「ポカン」としていました。

そのテーブルは、大事な取引先の接待と言うかしこまった席でした。

部下も「部長、味見するのですよ」とは言い難い雰囲気です。

まして取引様は、部長に恥をかかせるようなことを言うはずが無い。

あなたが「ソムリエ」なら、この場をどうしますか?

「テイスティングは、なさいませんか」と、声を掛けるのが多いのだろうが、この部長は、テイスティングを知らない。

知らない客にやらせようとしても、当惑するだけで、ますます恥をかかせることになります。

………

そのソムリエは、しばらく間を置いただけで、黙ったまま、あたかもそれが当然の如く、取引先の幹部のグラスになみなみとワインを注ぎました。

続いて、部長と部下のグラスにも注ぐ。

「それでは、このプロジェクトの成功を祈って乾杯!」部長は機嫌よく、グラスを高々と上げ、先方もそれに応えて和やかな雰囲気となりました。

………

マニュアルには「ホスト・テイスティングを済ませてから、順に客のグラスに、ワインを注いでいくこと」かかれている。

その手順が、キチンと踏めなければ「ソムリエ」として、「失格」と言われかねない。

しかし、現実のレストランでは、マニュアルに書いてないことがしばしば起こる。

その時どうするかは「知識」では解決できず「経験に裏打ちされた知恵」が必要になってきます。

あえて、マニュアルを無視し、何食わぬ顔で、全員のグラスにワインを注ぎ、気まずい雰囲気になるのを防いだ。

こういう人がいる店(会社)は繁盛します。

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みなさま こんばんは。今日も