38)夢を創る肯定的カモ(♪♪♪全5編)その4
「カモ」の話は、イタリアの天文学者のガリレオ・ガリレイにも関係がありそうです。
「それでも地球は動いている」という言葉があります。
地動説を唱えたことで宗教裁判にかけられたガリレオは、判決の前に、心ならずも天動説を受け入れていますが、その後でこの言葉です。
作り話という説もあるそうですが、「それでも地球は動いているかも・・・」という表現をしたということでしょう。
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当時のローマ・カソリック教会が公認していたのは、アリストテレス以来信じられてきた天動説でした。
太陽や星が地球の周りを回っているという、地球の人間の目に映ったままの素朴な宇宙観を、当時の人々は、疑い得ない常識として信じていました。
しかし、科学の発達と共に、そういう常識に異を唱える人が出てきました。
ジョルダーノ・ブルワーノという司教もその一人でした。
彼は宗教裁判所に喚問される16年前、異端者として火あぶりの刑に処せられています。
世の中の常識を否定するのも、命がけのことでした。
そんな時代ですから、自説を放棄したガリレオを「無節操だ」と非難することは出来ません。
投獄は免れましたが、ガリレオも終世軟禁状態に置かれたのです。
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誰かが勇気を出して、古い常識を壊さなければ、世の中の進歩はありません。
社会の進歩・発展は、必ず世間の常識を疑う一つの「かも」から始まります。
「この考えは、間違っているかも」
「本当は地球の方が、太陽の周りを回っているかも」
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みなさま 今日も お疲れ様でした。
素敵な夜をお過ごしくださいませ。 「キュ」