52)人間関係を円滑にする挨拶の基本(全3編)その2

挨拶と同じく重要なのが、お辞儀であります。

 丁重なお時儀は、言葉を発してから頭を下げるのが基本。

「語先後礼(ごせんごれい)と呼ばれるものだが、日常では堅苦しい印象もあるので、言葉と同時にお辞儀をする「同時礼」でかまわないでしょう。

相手とアイコンタクトを取ってから、お辞儀をし、頭を上げてもう一度目を合わせる。

この際、頭を下げるのではなく、腰から上体を折ることが基本です。

会釈であれば15度、敬礼であれば、30度、最敬礼であれば45度。

ペコペコと繰り返したり、上体を曲げ過ぎるたりするのは良くありません。

挨拶一つで、会社の評価が変わることもあります

挨拶の言葉は、口にしても、目が泳いでいたり他の動作をしていたりしていては、かえって悪い印象を与えます。

「相手に興味を持ってもらいたい」という意識を持ち、笑顔で、はきはきと挨拶をすることで、信頼関係も築かれます。

タイミングを間違えたら最悪、その時々の場面に応じた挨拶のコツ。

ちぐはぐな挨拶では、相手に不信感を与えます。

挨拶の基本は、その場その場に応じて、適切なものを使わなければならない。

職場の雰囲気にもよりますが、朝から先輩に「お疲れッス」等と言っているようでは「空気が読めない奴」という評価を下されかねないでしょう。

出社をしたら、まずは元気に「おはようございます」。

日中は「お疲れ様です」。

外出時は「行ってまいります」と一声かける。

この際「ランチに行ってきます」など目的を明確にしておくのも周囲の人への配慮につながります。

戻って来た時は「ただ今戻りました」と周囲に挨拶する。

逆に外出する人がいる場合には、「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」とあいさつする。

一日の仕事が終わって、退社時には「お先に失礼致します」「お疲れさまでした」の一言も忘れない様にしたいものです。

これらは、社内に向けての挨拶ですが、オフィスに出入りするお客様に対しての挨拶も、怠らない様にしたい。 

すれ違いの際には、「いらっしゃいませ」、帰ろうとしているならば、「ありがとうございました」と挨拶をする。

この人声が、会社の印象を底上げしてくれるはずでする。

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次回は、上司へのあいさつです。

 

おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。

それでは 「キュ」