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どちらから観るの:複眼思考

「コップに水が半分入っているのを見て、楽天主義者は『未だ半分ある』といい、悲観主義者は『もう半分しかない』という」とはバーナード・ショウの有名な言葉である。このように、「もの」をどちらから観るかは重要です。

幾つかの話を比較して頂きたいと思います。このテーマ、2回続けます

 

先ず、マーケティングの教科書に出てくる有名なお話から始めます。

2人の男が靴メーカーの依頼を受け、アフリカ奥地の市場調査をした。

1人は「ここでは誰も靴を履いていない。だから絶望」。

もう一人は、「ここでは誰も靴を履いていない。だから有望」悲観か楽天か、見方一つで判断が逆になりました。

この話は、唐津一さんが当初、話された話題なのですが、色々な人が使うので、歪んでいったとことがあります。

ここで大事なのは、この地の人は誰も靴を履いていないという事実は、両者とも確認している。違ってくるのは、それを見た人の「構想力」の違いです。

これらは、その人の人生観や価値観で差が付いてきます。即ち、「事実の積み上げが大切である」という論理的思考の重要性が叫ばれますが、それだけでは解けない問題があるということになるのです。

それと同時に、履いていないこの地の中に、「靴を履く習慣を作る」と言うことをしないと商売が成り立たない。

その為の対策が、がっちり立てられることが必要です。

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身近なところでは、関東以北に普及していた「納豆」を食べる習慣が少なかった関西に広げていった企業にも同じ判断が求められたことでしょう。こういう食べ方をすると、美味しくいただけるなどというPRが行われたのでしょう。

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イギリス人は、夏至を一年中で最も日が長いと言い、フランス人は、最も夜が短いと言うそうです。

日頃、生活習慣上、何に関心が強いかで観るポイントが違ってくるのでしょう。

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日本で一番寒い街は、北海道の陸別町です。最高気温が、零下10度を下回ることも珍しくありません。そんな環境の中、厳しい寒さ対策として紹介されているものの中に、冷蔵庫がありました。野菜などを、冷蔵庫に入れることも一つの対策だというのです。即ち、野菜が「凍らないように」冷蔵庫に保存するというのです。「腐らないように」温度の低い冷蔵庫に入れるというのが、一般的な見方であるが、このような利用の仕方があることに、なるほどと頷きます。