2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「こぶとり爺さん」を考える(全3編)その3

どうして陰気なお爺さんは、こぶを取ってもらえなかったのか。 それは、「陽気なお爺さんがこぶを取ってもらえた」という結果だけに気を取られ、「どうして取ってもらえたか」という理由の部分を、しっかり聞いていなかったからです。 陽気なお爺さんは、楽…

「こぶとり爺さん」を考える(全3編)その2

仕事が、上手くいかない人の共通点 頬のこぶを取ってもらえた、陽気なお爺さんと、取ってもらえるどころか、もう片方にも、つけられてしまった陰気なお爺さん。 なぜ陰気なお爺さんは、こんなことになってしまったのでしょうか? ・・・ ある民間会社の話で…

「こぶとり爺さん」を考える(全3編)その1

先ず、最初(その1)は「コブ取り爺さん」の物語を復習しましょう。 この物語をどうビジネスに活かすかという視点で考えてみます。 あくまで、私の主観です。よろしければフォローお願いいたします。 ・・・組織でありがちなボタンの掛け違いを防ぐには・・…

•「鶴の恩返し」とボランティア(全4編)その4

ギブアンドテイクという言葉がありますが、これもまた「何かをしたら見返りが来る」を、ワンセットにしてしまった印象があります。 長くトップランナーとして、走り続ける芸能人がいます。 「僕の考え方は、いつでも、ギブ&ギブ&ギブですね」 ギブすれば、…

「鶴の恩返し」を考えます。とボランティア(全4編)その3

一方で、この圧倒的な、存在感のある物語とタイトルは、日本人に大いなる誤解を与えてしまった可能性もあります。 「恩返し」は、当たり前にやってくる、という勘違いです。 何かいいことをしたら、何かをしてもらえる。 これは、浦島太郎が、竜宮城に連れて…

「鶴の恩返し」を考えます。とボランティア(全4編)その2

人が最も嬉しい時、幸福感を感じる時は、どういう時か。 ある人はこんな話をしていました。 「実は、成功することでも、金持ちになることでもない。人の役に立てた時や、人に喜んでもらえた時だ」 ともすれば、自分が上手くいく時が、一番嬉しい時ではないか…

「鶴の恩返し」を考えます+ボランティア(全4編)

(その1)見返しを求めない人になれ お爺さんが、山で芝刈りをした帰り路、沼の近くで漁師の罠に引っ掛かって苦しんでいる鶴を見つけました。 お爺さんは、罠をはずしてやりました。 その夜、旅の途中で道に迷ったと、美しい娘が道を訪ねてきました。 お爺…

浦島太郎を考える(全3編)その3

努力や苦労のない成功はない やはり、結果を出している人達は、それなりの準備と努力をしています。 その対価として、成功を手にしたのです。 勿論、努力さえすれば成功するわけではありません。 少なくとも努力の無い成功はありません。 あったとしても、長…

浦島太郎を考える(全3編)その2

いいことと悪いことの帳尻は合う 結局、この話は何が言いたかったのか、良く分かりません。 竜宮城での楽しい時間は、亀を助けた御褒美です。 しかし、竜宮城での数日は、地上では100年以上の月日になってしまいました。 戻ってみると、知人は既になく、老い…

浦島太郎を考える(全3編)その1

生きていく上で、最も大きな恐怖とは何か? 島太郎という漁師が、年老いた母と二人で暮らしていました。 ある日、浜辺で、子供達が一匹の小亀をいじめているのに出くわした太郎は、子供達をしかり飛ばすと、亀を海に逃がしてやりました。 数日後、太郎が海で…

「アリとキリギリス」を疑ってみる(全3編)その3

お金を生み出し続けるスキルを身に付けよ 売上げを作り続けることは大切です。 しかし、もっと大切なことは、売上げを作り続けられる「仕組み」を作ることです。 アリとキリギリスの話を聞くと、食料(お金)の備えを準備しなければと、つい考えがちです。 …

「アリとキリギリス」を疑ってみる(全3編)その2

ただ、ひとつだけ気になることがあります。 遊ぶのを我慢して、コツコツと備えていれば、後で必ず幸せが、待っているのでしょうか。 実のところ、そんな保証は、どこにもないのです。 アリとキリギリスの物語で勘違いしてしまいかねないのは、がまんが正しく…

「アリとキリギリス」を疑ってみる(全3編)その1

我慢=美徳ではない。大きなリスクを知れ! 冬でした。 アリが雨で濡れた穀物を乾かしていますと、お腹を空かせたキリギリスがやってきて、何か食べモノが欲しいと言いました。 「どうして夏の間に、食べ物を集めておかなかったのです?」とアリが聞くと、キ…

「北風と太陽」を疑ってみる(全2編)その2

つまり、この物語は、最初から、勝負の決着が予想されているスト―リーなのです。 大人なら、そこを疑ってかからにといけません。 どうして、勝負の内容が、「道を歩いている人の服を脱がせる」なのでしょうか? もし、もともとの設定が、真夏の道だったとし…

「[北風と太陽」を疑ってみる。

北風的なアプローチこそ今は必要 北風と太陽が、どちらの方が力強いか争っていました。 決着をつける為、道を歩いている人の服を脱がせた方が勝ちだということに決めました。 先ずは、北風が人間めがけて激しく吹きました。 すると、人間が上着を押さえたも…

ある達人(その人は…マギー司郎さん)(全3編)その3

隠していた本当の自分をみんなの前で見せて、そしてマジックをする姿にはちょっとした感動すら覚えた。 そして全員が見事な技を披露し終えた後の、あのクラスの一体感、視聴者に感動を与えた。 最後にマギーが締める 「辛い事、苦しい事がこれからあるだろう…

ある達人(その人は…マギー司郎さん)(全3編)その2

プロと名乗るマジシャンでも、経済的に食べていける人などごく少数に過ぎない。 司郎がストリップ小屋に立っていた頃から、40年を経た今でも、サラリーマンと同じ生活レベル保てているプロマジシャンは1割に満たないという。 ・・・ 「どうせ食べられないの…

ある達人(その人は…マギー司郎さん)(全3編)その1

「達人とは、“永遠の初心者”のことである」 ジョージ・レナード著『達人のサイエンス』より ・・・・・・・・・・・ 昭和39年の東京五輪を翌年に控え、東海道に新幹線や高速道路が急ピッチで造られつつあった頃あの頃、17歳の少年が茨城から上京した。 少年…

神の業(ワザ)は細部に宿る(全3編)その3

山口県柳井市に本社があるフジマグループは、山口県を主にレストラン・チエーンを展開されています。 パートさんを含め現場のスタッフ全員が、決められた画一的なサービスではなく、「花一輪」を合言葉に、自分の判断で、その状況にふさわしい、「花一輪」を…

神の業(ワザ)は細部に宿る(全3編)その2

現在は立派な会社の社長夫人として、素晴らしい内助の功を発揮している方が、おられます。 その夫人が独身の時のお話です。 ある講演会へ出かけた時、その会場は入り口でスリッパに履き替えることになっていました。 スリッパを取り出し履こうとした時、そこ…

神の業(ワザ)は細部に宿る(全3編)その1

競馬で1着と2着が、ほんの鼻の差で決まることも、しばしばありますが、1着の賞金は2着の数倍あります。 成功も同じです。成功するには、他の人の何倍もの頑張りが必要と思い込みがちですが、ほんの一歩抜き出ることによって獲得出来るのです。 年収2000万…

先ず与えること(全3編)その3

3ヶ月が経ってクリスマスがきました。 クリスマスの夜に、その老婦人からエリクソン博士にまた電話がかかってきました。 「先生、今日のクリスマスほど不思議なクリスマスはありませんでした。庭師が、大きな門のそばにクリスマスツリーを飾りました。 今朝…