ムササビとダチョウの挑戦(全2編)その1

ムササビは、羽が無いのに飛ぶことが出来る。

木の枝から一気に飛び降り、被膜(ひまく)と呼ばれる膜を広げて飛んでいく。

但し、被膜は羽ではないので、飛び降りたら、必ず急降下する。

しかし、しばらくすると、被膜が空気の抵抗を受けて、

グライダーのように前方に飛び出し、100m以上も滑空出来る。

そして木の間などをすり抜けるなど、コントロールをして

目的の木の枝に飛び移っていく。

ムササビは、何故飛べると思ったのでしょうか?

初めて飛び降りる時は、相当の勇気が必要だったはずです

一気に急降下した時は、失敗と感じたかもしれません

しかし、ムササビは、飛べることを信じて疑わなかったのでしょう

「初めの一歩」が無ければ

ムササビは、飛ぶことの出来ない無駄な膜が付いた動物であったかもしれません。

いやもしかしたら、絶滅していたかもしれません。

こんな役に立たない被膜等、

どうしようもないと思っていたとしたら、

自分達は、役に立たない余計なものを持たされている哀れな動物だと思い、

目立たない動物で終わった可能もあります。

私達が何かに挑戦する時も同じであろう

最初はムササビのように急降下していくのかもしれないが、

挑戦する時は自分を強く信じることが大切です

そして、一度空気に乗ったら目的地まで一気に飛んでいくのです。

大切なのは「初めの一歩」を踏み出す勇気を持つことです

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 明日(その2)はここからです・・・

現役を引退された方々が、

その後の人生をどう生きておられるか観察してみると、

ムササビと同じことを、体験されたのではないかと思うことがあります…

明日は、ダチョウの場合のお話とまとめです。

それでは、みな様、今日も素敵な一日を 「キュ」