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あなた、どこを見て競争してんの?(全4編)その1

「あなたはどこを見て競争していますか?」

と会社の幹部の方々にお伺いすると、

ほとんどの方は「競合他社です」とお答えになります。

以前の日本の高度経済成長の時代と違って、

特に国内においては限られたシェアを奪い合う状況で、

当然、他社との競争に勝つことが生き残ることに繋がります。

お客様に選ばれなくてはなりませんから、

お客様に対して、最も価値の高いものを提供し続ける。

そして、それを行うためには、企業として、

最大限の力を継続的に発揮する必要があります。

………

まっ、ここまでの話は当然のお話であり、

誰も異論はないと思います。

しかし、実際の企業にお伺いすると、

この競争が歪んだ形で起こっていることが少なくありません

それが「社内での競争」です。

本来、社内での競争は、お互いが切磋琢磨し、

共に向上する関係でなければ意味がありません。

勝った、負けたは二の次であり、

本当の勝負は社外にあります。

先ほど述べたように、

そのようなことは誰もが理性では十分理解しています。

しかし、目の前に居る同僚、後輩に、

「負けたくない」「もっと評価されたい」

という思いが、企業間競争の存在を忘れ、

究極の部分最適を求めてしまうのです。

つまり、自分の部署さえ良ければ、

自分のグループさえ良ければ、

そして最後に、自分さえ良ければ、となってしまい、

最悪の場合、仲間との足の引っ張り合いになってしまいます。

その結果、社内コミュニケーションが悪い会社が増えています。

情報を共有できない、

情報を流すのが遅い、

情報を全て教えない…等々

自分を守ろうとする意識の表れの一つです。

しかし、そういう人に限って、

「今の職場環境では、十分に仕事が機能しない!」

などと、いつも愚痴を言っていたりするものです。

・・・

これらのことは、今に始まったことではありません。

企業内派閥など、昔から多くの企業で聞かれていました。

以前はそれでも企業は儲かっていたのです。

しかし、今は常に選択される時代です。

目指すべきは、社外の同業で、

同じ仕事をしている人に比べ、あなたは優れているのでしょか?

そこで負けてしまうようでは、他社に負けない製品を提供できません。

明日(その2)はここからです。

ハッキリ言って、お客様は、皆さんの職場環境など一切興味はありませんし、

考慮もしてくれません。

興味があるのは、目の前にある商品やサービスの価値だけです。

今は大きな企業でも簡単に倒産します。

世界をリードしていた日本の半導体業界も、

数年で大きく変わりました。

もはや社内でマイナス(足を引っ張る)競争は、

自分で自分の首を絞めるだけです。

……

それでは、今日も素敵な一日を・・・

熊本、大分被災地の早期復旧を願いながら「キュ」