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「早くしなさい!」と「ゆとり」その2

そこで、時間泥棒モモとの間で、

「時間争奪戦」が始まります。

壮絶な戦闘の結果、

最後にモモが勝って、

町にゆとりと心の平安が戻るという、

誠に象徴的な童話です。

人々がその時「無駄な時間」と

勝手に思っていたのは、

実はその人々がその時にしか味わえない

心の「余裕(やすらぎ)」だったのです。

 

ところが母親が、

子供に対して一番多く言う言葉は

「早くしなさい」だそうです。

「早く食べなさい」

「早く支度をしなさい」

「早く寝なさい」・・・

ことほどさように、

現代は「早く」が、

重要な価値観になっています。

確かに、早くすることによって

得したことは多くあります。

しかし、その反面、我々は大事なことを、

捨ててきたのかもしれません。

・・・

「人一字識(し)らずして、而(しか)も識意多く」

という言葉があります。

安岡正篤先生は、

これを人間は一字を知らなくても、

つまり文字の教養がなくても、

「その人自体、詩人的であること」

が大切だと、主張されています。

「識意多く」とは、

文字なんか知らなくても、

いわんや学校なんか出ないでも、

文芸の本なんか揉まんでも、

人柄そのものが詩的である。

或いは芸術的であると解釈されています。

・・・

この詩的であり芸術的である人は、

「早くしなさい」という、

セカセカした人とは、

対極の位置にあります。

詞的な人は、

弾むような感性と感動することを

忘れない魅力あふれる人。

世俗にまみれて生活していれば、

効率化、時間の節約等の

大きな流れから脱することは、

なかなか難しいことではあります。

しかし、

どんなに忙しく毎日を過ごそうと、

1日の内の1時でもいいから、心やすまる、

ほっとする平安の時間を持ちたいものです。

ざわつく世間の中にあっても、

詩的な気持ちを常に持つ、

共感性を備えた人でありたいものです。

・・・

人は、大切な人への思いやり、配慮の気持ちを

決して忘れてはいけません。

「そんなことは分かっているよ」と思っていても

分かっていることと出来ることは違います

それは、私のことなのです。

・・・

「祈りの手」という有名な絵

があることをご存じしょうか?

アルブレヒト・デューラー(1471-1528)

というルネサンス時代の

優れたドイツの画家がかいた作品です。

その作品にまつわる感動的な話です。

一部割愛し掲載します。是非読んでみてください。

・・・

それでは みなさま 素敵な一日を・・・

「キュ」