読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

仕事を楽しむ(全4編)その1

ディズニーランドに行ったことがある人はわかると思いますが、ディズニーランドで働く人達はキャストと呼ばれ、彼らは誰もが輝いています。

だから、ゲストである私達も「夢と冒険の世界」で楽しむことができるのです。

今回は増田という50を少し過ぎた男性の物語を紹介させていただきます。

【月夜のエンターティナー】

【1】1987年1月某日

真夜中のディズニーランド。

増田はナイトカストーディアル(夜の清掃部隊)の1人です。

持ち場は、ゴールデンカルーセル(メリーゴーランド)。

毎夜、90台の白馬全てを磨きあげるのが、彼に与えられた仕事でした。

結構な力仕事で、ある日疲れ果て、とうとうお客様が歩行する絨毯の上で、うたた寝をしていました。

増田は、パーク内を巡回していた金田というスーパーバイザー(巡回指導者に起こされました。

金田は信じられない光景でも見るような目つきで増田を見ています。

「どうしたんですか?」

「なんだ金田さんか」スーパーバイザーの金田は、増田よりも10歳ぐらい年下です。

増田は、溜まっていた思いを、自分の管理者である増田にぶつけました。

「全く、こんな作り物の馬を磨いて何になるんだ。腰は痛いし、薬品の入ったバケツは重いし、寒空の下、何が楽しくて作り物の馬を90頭も磨かなければいけないの?指はかじかむし、冷たい真ちゅうの棒を一本一本磨けば、朝方は腕が上がらなくなるほど辛いんだよ」

・・・

増田は派遣会社に登録しているので、「次の仕事が見つかったらここを、辞めるつもりだ」とも伝えました。

金田は、残念そうな顔で増田に尋ねました。

「ご家族でここに遊びに来たことはありますか?」

「あるわけないじゃないか。子供だましの乗り物に金を払うなんて」

金田は「とにかく勤務中は眠らないで」と言い残してその場を去っていきました。

明日(その2)はここからです。

【2】1987年2月某日

この日は、何時にもまして寒い日でした。

手がかじかんで、雑巾すら絞れない状態です。

しかし、スーパーバイザーがやってきて、また煩いことをいうので休むこともできません。

※今の仕事に不満だらけの増田は、ディズニーランドの「ゲスト」に対する「キャスト」の接し方を知り少しずつ仕事に対する考え方が変わってきます。最後まで読んでみてください。最後は感動の涙が・・・カモ

※それでは、みなさま 今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ。「キュ」