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28)高倉健さんの最敬礼♪♪♪

第36回モントリオール世界映画祭の授賞式が9月3日夜(日本時間4日朝)行われ、高倉健さん主演の「あなたへ」2012年8月25日公開(降旗康男監督)が、人間の内面を深く描いた作品に贈られる「エキュメニカル賞特別賞」を受賞しました

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富山の刑務所の技官が、亡き妻が残した絵手紙(故郷の海を訪れ、散骨して欲しい)の内容を知ろうと、妻の故郷・長崎平戸に向かうロードムービーです。

平戸の郵便局に局留めにされたもう一通の絵手紙には「さようなら」とだけ書いてありました。

あなたの大切な思い、大切な人に届いていますか。夫婦や友人等との日頃の人間関係について、考えさせられる映画。内容は前回までに解説済なので省略します。

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高倉健インタヴィーズ』プレジデント社より抜粋

…・・ある時「高倉健氏を語る」という事で友人達が集まりました。

高倉健氏に会って仕事をした経験のA君が、しゃべり始めました。

「以前撮影現場にいたんです。RKB毎日(TV局)で、ディレクター補佐のバイトをしていました。勉強が面白くなく大学を中退し、将来はどうしようかと悩んでいました。ある番組のロケが始まった日のことです。

『お前、高倉さんをホテルまで迎えに行け』と、リーダーから命令されました。

『えっ』と、思いました。 

『ひとりじゃ嫌だなあ。周りにお付きの人が、たくさんいるだろうし、無作法をして怒られたらどうしよう』と心配しました。

ホテルに行って、1階のエレベーター前で、お待ちしていたんです。

すると、ドアが開くと、あの大スターの高倉健さんが、たったひとりでエレベーターから降りて来られたのです。

呆然としていたら、私のそばに来られて『高倉です。よろしくお願いします』と、礼をされたんですそれも直角です。90度の角度です。あわてて、A君が『ムニョムニョ』と言いながら、何となく頭を下げたら、高倉さんは不動の姿勢で下を向いておられます。びっくりしました」

「こういう人が本当の大人だ」と感じたそうです。

「マネージャーも付き人もいませんでした。たった一人で博多に来られて、ホテルも一人。ロケの間もひとりで立っておられました。絶対に腰を下ろさない。何の文句も言わない。オレ達バイトには気を配って、飲み物とか食べ物をくれる。衝撃でしたねえ。世の中には、立派な大人がいるんだ」と思いました。

だって、二十歳かそこらの何もわからないガキに対して、最敬礼をして、ちゃんと尊重してくれる。そんな人いないです。

バイト仲間とは、あの頃『大人になったら高倉健みたいになりたい』と話ました。

「いつの日か、立派な大人になるんだ』と互いに誓いました」

 更にA君が言いました。

「でも、すぐにはなれなかったなあ。虚勢を張っていました。自分に自信がなかったから、人に頭を下げることができなかった。でも、ある日、ふと高倉さんの最敬礼を思い出して『一からやり直そう』と決めたんです。それ以来、私は変わりました。友人の父親がやっていた会社に入りました。年下の部下にこき使われながらも、一切、文句を言わないように努めました、そして人に会った時には、最敬礼することにしました。年下のアルバイトや、パートの従業員も大切にしました。態度のデカイ取引先に、カットなったことはあったけれど、高倉さんの我慢を思い出して、じっと耐えました。そのうちに働きが認められ、社長から『関係会社の経営を立て直してくれ』と命令されました」

・・・ 

そしてA君は10年経って、会社を公開させることができました。

A君は言います。

「高倉さんにお目にかかることは一生ないでしょう。でもあのお辞儀を見ていなかったら、自分はこうはならなかった。高倉さんのお蔭だと思う。だから、作品はどんなものでも全部見ます」と。

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高倉健さんは、1931年生まれ。80歳を超えてもジョギングをし、声を出す訓練をやっているという。彼は、私生活についてはほとんど語らない。

「映画以外のところでどんなに熱演してみせても何の意味もない」と思っているからだ。

 映画で共演したことのある歌手の宇崎竜童氏は、高倉健さんのことをこう語る。

「ささいなことですけど、高倉さんはしっかりと挨拶されますね。打ち合わせで事務所に見えた時、部屋に入る時は『おはようございます』。うちのペーペーの新入社員がコーヒーを出した時にも、『ありがとう』。食事をする時も『いただきます』・・。

その時の立ち居振る舞いは、すごく美しくみえます」    (同書より)

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高倉健さんは、撮影の間中、一度も座らないと言う。

自らを厳しく律しているからです。

大スターでありながら、決して偉ぶらないし、おごらない。

真の大人は、多くの人に大きな影響を与えるこのできる人である。

あらためて、高倉健さんのご冥福をお祈りします。

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みなさま おはようございます。今週も宜しくお願いいたします。

「キュ」