働く者の心構え”について
一口で言えば大変難しいことですが、前述したようなトップにしないことです。トップとて人間です。人間は弱いものです。間違うこともあります。しかし、尊敬、信頼できるトップになってもらわなくては困ります。
ある意味では、働く者がトップを作るのです。神格化しない。裸の王様を作らない、情報を操作しないことなどが重要です。
トップに身も心も捧げるなど、もってのほか。トップに忠誠を誓うのではなく、組織に忠誠でいることです。トップは常日頃からそのように社員教育していかなければなりません。
不祥事は、何十年も不正を見逃していた“従業員にも責任がある”ことを忘れてはいけません。
トップをどうしてもダメだと思った場合の最後の手段はひとつ、見限ることです。
真にトップに尽くしてきた人は、そのような思考をするものです。
わたしは、これまでのビジネスマン生活で、幾度かそのような光景をみてきました。
己の蓄財にしか頭にない経営者は、数年後会社をつぶします。