「責任とは何?」

 

  • 責任とは、「関係者から認識出来る状態で意思決定を基軸とした行動を行い、その成果を関係者に事象として示すこと」である。責任を果たすとは、「意志決定した事項に対して成果を示すこと」である。責任を取るとは、「意志決定に対して身体を始め、応報すること」である。
  • 責任には2つある(混同して扱わないことが重要である)

 ① 結果責任(アカウンタビリティー):最終的に出来たか、出来なかったか。果実が得られたのか、得られなかったのかに対する評価と応報を指す。活動責任(リスポンシビリティー):やったかやらなかったか。に対する評価と応報を指す。活動責任は本人が、結果責任部門責任者(上司)が取るのが原則である。

  • 責任は地位(権限)と連動している。

  上級管理者(経営幹部)の責任

  *経営的意思決定を行うことである(やめる、始める、の判断をする)。

  *常に、非反復的な意思決定、自己再生的ではない判断を行い、集積された中、意志決定や活動の最終結果責任を取るのが使命である。

②中級管理者の責任

*管理的意思決定を行うことである(決められたことを徹底させる)

*最高度の生産性を求めて、情報・権限・業務執行責任の流れ、仕事の段取り・施設といった資源のやり繰りを行うことである。

*投資利益の回収を実現する為、「ヒト・モノ・カネ」を予算の形で主要な担当に配分し、日常的に計画、監督、統制することである。

*個人行動と組織行動の葛藤や衝突、部門間行動の葛藤や衝突を行司し、部署義務内での、業務執行の閣下責任を取るのが使命である。

③現場職員の責任

*日常の業務的な意思決定を行い、実際に活動することである。

*最高度の生産性を産み出す為、最適な実行行動をとることである。

*組織との契約責任に応じた収益リスクを担っている。即ち、担当部門としての実行成果とそれに伴う応報を職制に応じて分有している。

*従って最終的には、活動責任が職務範疇であるが、それに対する結果責任者の評価に対しては絶対服従が原則である。