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生きた組織をつくる(その一)“止まると濁る、長いと腐る

人事

 

 企業であれ、病院であれ、民間であれ、政府機関であれ、いかなる組織も常に栄養や新しい酸素を必要しているといいます。その意味では組織はよく人間の身体にたとえられます。

 組織は、構造と機能の仕組みです。“組織は戦略に従う”という言葉がありますが、本来、戦略により組織構造やそこに求められる機能が変わらなければならないのですが、実際はそうではありません。組織の存在そのものが目的化してしまいます。放置していると組織は増殖し始めます。前にも言ったような気がしますが、そのような時はどうすればいいか? それは、そこにいる人を変えればいいのです。人事はそのことを制度的に行うのです。今はどうかわかりませんが、私が最初に入社した某社では、当時(1981年)は、人事には、“長期滞留者”という言葉がありました。その意味は、同一職種で3~5年以上の者をさし、また同一勤務地で3~5年の者をいうのです。人事は毎年、人事データでリスト化します。即ち異動対象者リストです。長いという理由だけで異動します。

人事異動原案の作成時期になると、人事本部長から、今回の人事異動方針作成案の作成を命じられます。

ポイントは、今回の人事異動は力点をどこに置くかです。