神の業(ワザ)は細部に宿る(全3編)その1
競馬で1着と2着が、ほんの鼻の差で決まることも、しばしばありますが、1着の賞金は2着の数倍あります。
成功も同じです。成功するには、他の人の何倍もの頑張りが必要と思い込みがちですが、ほんの一歩抜き出ることによって獲得出来るのです。
年収2000万の人は、年収400万の人の5倍働くわけではありません。
鼻の差、微差の効果は、次のようにイメージすることが出来ます。
100度の水が、101度になると沸騰し、様相は一変します。
100やるべきところを101やるのです。
使う労力は、ほとんど変わりませんが、結果は大いに違うのです。
ビジネスの世界でも同じことが言えます。
現代の社会では、どんな分野も基本的に供給過剰状態にあります。
言いかえれば買い手が100%選択権を、持っているということです。
1番を自由に選択出来るのに、2番を選択するような人はいません。
だから微差であっても、1番手だけが利益を独占してしまいます。
また微差を提供することの妙味は、こちらは些細なことと思っていることを、相手は些細なことと取らないことです。
こんな些細なことにまで、気配り出来る人ならお店なら、どんな大事なことを任せても、大丈夫と考えるのです。
問題は提供する方が、提供出来る些細なことに気付かなければ、実践のしようがありません。
明日(その2 )はここからです。
現在は立派な会社の社長夫人として、素晴らしい内助の功を発揮している方が、おられます。その夫人が独身の時のお話です。