至誠を貫いた三国清三さん(全3編)その3

その時、村上さんは

「鍋洗い一つを見れば、その人の人格が分かる。

技術は人格の上に成り立つものだから、あいつだったら、間違いない」

って言ったそうです。

すごいではありませんか。

でも、それくらいの鍋洗いだったってことですね。

本気の鍋洗いですよ。

三国さんは、

「料理道具がきれいでなければ、気持ちよく料理を作れない。勿論、いい料理なんて作れないはずだ!」

という、信念があったそうです。

他の誰よりも、鍋をきれいに磨き上げないと気が進まなかったのです。

これがまさに「至誠」だと思います。

普段やらなければいけないことを、徹底的に、真剣に出来る人って、凄いです。

「至誠」、大事です。本当に・・。(終わり)

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明日から、「欽ちゃんの至誠」のお話です

欽ちゃんの至誠その1

「至誠」という言葉を大事にした人は、芸能界にもみえます。

「はい」という言葉を大切にし、幸運に恵まれた有名人がおられます。

タレントの萩本欽一さん、あの欽ちゃんです。・・・